copyright © takashi wakamiya 2014
  • JPN
  • ENG

facebook
1964
輪島市に生まれる
1984
塗師屋に就職、輪島塗の製造販売の基礎を学ぶ
1988
喜三誠山師より蒔絵技法を教わる
1994
輪島民芸家具(輪民)を立ち上げ、自宅の木材などを用いて家具や器を家族で制作
1998
平澤道和師より乾漆技法や漆の天日黒目など漆芸の基礎を教わる 漆掻きと漆木の植樹を始める
2001
「鮟鱇型茶入」がダーレム博物館(ベルリン/ドイツ)
茶席道具に選定
同作品がハンブルグ国立民族学博物館(ドイツ)にて展示
2002
輪島漆器青年会 第三十代会長を務める
2005
ポーラ ミュージアム アネックス(銀座)にて
グループ展を企画、開催
Museum für Lackkunst(ミュンスター/ドイツ)にて
「青銅塗 梵鐘型 重香合」収蔵
2006
オーストラリアにてグループ展を開催
Museum für Lackkunstにて「白貫入塗 抹茶椀 不二」収蔵
2007
Victoria and Albert Museum(ロンドン/イギリス)にて
「漆芸額 変わり塗 源氏物語」収蔵
2008
燕子花にて「泉鏡花」の文学世界と
「小村雪岱」のデザインをテーマに個展を開催
Asian Art in London(会場/Gallery27)に
出品ワークショップを開催
2010
タイ(チェンライ)にて仏塔の制作に携わる
在英国日本大使館にてCOLLACQUERATION展を企画、展示
2013
Asian Art in Londonに出品(2008より連続参加)
2013
田辺小竹×彦十蒔絵「プライスコレクションの若冲」展
2013
彦十蒔絵「遊び心の蒔絵」展
2013
台南市文化祭に出品、ワークショップを開催
2014
バーレーン王国国立博物館にて「Makie-The Beauty of Gold Japanese Lacquer」展
2014
平成26年度文化庁文化交流使に指名される
2014
「国際漆展・石川2014」大賞受賞

彦十蒔絵の作品は棟梁である若宮の創作によるものである。彼は作品の青写真を描き、完成までの道筋をつける。しかし、実際に造る作業をするのは彼ではない。それをするのは、四十人を数える漆のスペシャリストたちだ。彦十蒔絵のメンバーは十人。その他にも、木地の製作者を中心にさまざまな技術を持つ専門家たちが控えている。それぞれの工程が、ひとりひとりの技術者がそれに費やしてきた時間と努力によって支えられる。いわば彼らの「神の手」が若宮のおもいをカタチにするのである。

漆について

漆はウルシの木からにじみでる樹液の事です
ウルシの木から良質な漆が出るまでには約15年間かかります
6月から11月までに約20回ほど樹皮に傷をつけて
にじみ出る樹液を搔き取ります
1本の木から約200gの漆が採れます
漆搔きは掻き手の技術力によって漆の良し悪しが決まります
漆を搔いた木はその年に切倒されます 殺し搔きという方法です

TOPに戻る